2021年07月21日

決定的瞬間の気持ち悪さ【#336】

我々のように、映像を生業にしている職業の人達は、決定的な瞬間を捉える事に興奮を覚えます。
一般の方でも、中々撮影が困難な自然の映像だったり珍しい動物の映像だったりと、youtubeでも事故の瞬間とか奇跡的な瞬間映像というのは人気のあるコンテンツのひとつでもありますが、我々が取り扱っている映像は人間の生々しいリアルな日常の映像です。

親友との浮気、子供の先生と不倫、盗難、横領、器物破損などなど
そこに依頼内容の詳細を加えたストーリーが乗っかったら、吐き気を催す調査員も少なくありません。

人の悪い事をしている時や、嘘をついている時の表情なんてのは、側から見ても全くわからないもので、道を仲良く腕を組んで歩いている男女に対しても、この2人は不倫関係であるというのは絶対にわかりっこないのです。
そこには当たり前のように幸せな顔がふたつあるだけなんですね。


しかし、その顔が歪む瞬間があります。
それは、依頼者からの電話です。

その時の顔というのは、なんとも表現しにくい表情で、夢の世界から一気に現実に戻ってきたかのような冷めた表情と言いますか青ざめた表情と言いますか、私にとっては完全にツボとなる表情です。
ドラマや映画でも『嘘』が暴かれた瞬間のシーンは大好物ですね。

残念ながら、依頼者が対象者に浮気の証拠が記載されている報告書を突きつける瞬間には立ち会えないので、本格的に嘘が暴かれる時の顔は見れないのですけど、調査中に見れるあの顔だけで満腹感を得られますね。


顔の歪みを一切見せない図太い奴もたまにいますけどね…


posted by あかつき探偵事務所 at 16:45 | 探偵関連の記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする